AWS Summit Tokyo 2023に参加してきました

クラウド技術の祭典、AWS Summit Tokyoがリアル世界に戻ってきました。なんと前回開催から4年ぶりだそうです。

私が前回参加したのは7年前で、仕事で出展側のブースで説明員をやっていました。懐かしい思い出です。

そういう意味で今回のイベントの参加は初めてではないわけですが、「幕張メッセ開催」のAWS Summit Tokyoは初めてで、しかも今回はAWS認定12冠を引っ提げての参加になり色々特典も用意されているみたいのでワクワクが止まりませんでした。

日時・場所

日時と開催場所は以下のとおりです。当日は快晴で非常に気持ち良い一日でした。

  • 日時
    • 2023年4月20日(木)〜21(金) 10:30~18:00(9:00開場)
  • 場所
    • 幕張メッセ
  • 参加費
    • 無料
  • 参加人数
    • 延べ35,000人
      150 以上のセッションや 180 以上の EXPO コンテンツ

開催場所の幕張メッセには東京ゲームショーなどのイベントで来たことはあったのですが、やはり神奈川県民からすると遠すぎると言わざるを得ません・・・特に京葉線の乗り換えは毎回殺意を覚えてしまいます。

当日は開場とともに入りたかったので、早起きして会場に向かいました。会場が幕張メッセに変わったのは2019年からのようでそれまでは品川のグランドプリンスホテル新高輪でした。距離的には品川の方が近くて良かったのですが、キャパ的には仕方ない面もあるので変更止むなしだとは思います。でもできれば横浜パシフィコも検討頂けると幸いです。 > AWS Summit Tokyo 運営様

AWS Summit Tokyoとは

さてここで簡単にAWS Summit Tokyoを紹介いたします。

AWS Summit Tokyoは、日本におけるAmazon Web Services (AWS)の最大のイベントの1つです。このイベントは、AWSの最新技術やサービスに関する情報を提供し、AWSのエコシステムに属する企業や開発者が交流する機会を提供しています。

AWS Summit Tokyoは、AWSの製品やサービスに関する最新情報を知ることができるセッションや、AWSのパートナー企業の展示ブース、トレーニングやハンズオンラボなどの技術的なセッションが用意されています。さらに、AWSの顧客がビジネスソリューションやアーキテクチャについて説明する講演も行われます。

AWS Summit Tokyoの大きな特徴の一つは 「体験型の学習」 を全面に押し出していることだと思います。よくある技術イベントは講演やLTがメインですが、AWS Summit Tokyoはトレーニングやハンズオンにも力を入れており、AWS DeepRacerリーグもイベント内で開催されていたのが非常に印象的でした。

セッションとか

初日は一番最初の基調講演(10:30〜)から参加しました。私は開場した9:00過ぎに入場したのですが、こんなに早く到着したのはもちろん訳があります。

当日は非常に混雑が予想されていたのでイベント主催から早く来るようにWebページで促されていたのです。そしてただ促されただけではなく、きちんと人参も用意されていました。それは先着2000名のお弁当のクーポンと先着2800名のオリジナルクッションです。「先着」という言葉には日本人は弱いですよね・・・ しかもそれが無料となれば尚更です。しかもそれが実用的となれば、Getしない訳にはいきません。当日の講演の席はパイプ椅子だったのでお尻の健康にはクッションは必需品でした。

話を戻して、当日の基調講演開始の1時間半前に入場したわけですが、会場には独特の高揚感があり、さらにそれを盛り上げてくれる最高のスパイスもありました。それがWelcome DJの存在です。東京 2020 オリンピック開閉会式、パラリンピック開会式では音楽監督を務めた、FPM 田中知之氏が爆音で会場を温めてくれました。

基調講演で印象に残ったのはやわり最近話題の生成系AIです。生成系AIというとMicrosoftやGoogleが先行していてAWSは置いてけぼりを食らっているのではないかと心配していましたが、まったくそんなことはなくここぞとばかりにAmazon Bedrockを突っ込んできました。

 Amazon Bedrockは、Open AIが提供する大規模言語モデルのAPIサービスのAWS版みたいなものです。大きく違うのはAWS学習済みモデルにAWSが提供するものだけではなくサードパーティーが提供するものも利用できることです。AWSはこの学習済みモデルを 基盤モデル(FM) と呼んでいました。この基盤モデルには有名な画像生成系AIで有名なStable Diffusionも利用できるのでなかなか面白いサービスを構築できそうです。

その他に基調講演で印象に残ったのはパブリックセクターへの浸透でした。その昔、クラウドは海の物とも山の物ともつかずに特にお硬い金融や行政部門では特に敬遠されてきた歴史がありますが、今やクラウドはパブリックセクターでも空気のように使われて当たり前の存在になったと実感しました。

上記の写真は初代デジタル大臣の平井卓也氏ですが、神戸市長や浜松市長も登壇して行政でのAWSの利用について熱く語っていました。

展示ブースとか

AWS Summit Tokyoには、大量のスポンサーの展示ブースが出展していてどこのブースも盛況でした。大抵の展示ブースでは様々な工夫を凝らしたノベリティを配布していて、少しでも興味を持ってもらおうと必死に勧誘していました。興味深いブースはもちろん沢山あったのですが、やはりノベリティの誘惑には勝てずに特に興味がなくても釣られてしまったブースもいくつかありました。どんなノベリティを貰ったのかはこの記事の最後に戦利品として掲載したので興味があれば、御覧ください。

認定者ラウンジ

数多のブースの中に紛れていた変わり種が 「認定者ラウンジ」 です。これはAWS認定を取得している人が特別に入れるラウンジで、携帯で認定バッジを提示して入ることができます。ラウンジでは飲み物やお菓子が提供されており、Wi-Fiや電源もあったので軽く仕事ができました。

またノベリティの配布もあり、取得した認定資格のシールや全資格取得者(12冠)には先着でTシャツが貰えました。もちろん私もシールとTシャツをゲットして大変満足です。

昼食と間食

先に述べた先着クーポンでゲットできたのはとんかつで有名な「まい泉」の玉手箱という弁当とお茶でした。調べたら750円もするもので、これを無料配布できるとはさすがだなと思いました。ちなみに下に玉手箱と共に写っているお菓子は認定者ラウンジで配布されていたものです。

また15時頃にはおやつも用意されていて、お菓子とドリンクを一種類ずつタダで貰えました。まさに飲食に関しては至れり尽くせりで、この手のイベントの悩み事のひとつ「飲食」に煩わされることなく思いっきりイベント自体に集中できました。

感想とか

やはりリアルイベントはテンション上がりますね。肌感が違うと言いますか、オンラインで伝わらない熱気があって一体感や盛り上がりが半端ないです。最先端の知識や情報も臑兪用ですが、やはりこの手のイベントはこの熱気に当てられた 「やってやろう」という内なる熱が一番の戦利品だと思いました。とにかく楽しい2日間でした。

本記事がAWS Summit Tokyoに興味を持っていただけた方の参考になれば幸いです。

戦利品

人間とは俗物的なもので、「やってやろう」の気持ち以外の物理的な戦利品も重要だと思うのです。以下はイベントでゲットしたものです。色々と貰ったのですが、一番衝撃を受けたのはアマゾンギフト券500円の配布をして集客していたブースでした。普通は金券配布はちょっとダイレクト過ぎて引いてしまうところですが、ここはAWS(Amazon Web Service)のイベントです。そのため集客には非常に効果的だと思った次第です。

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